食後の一杯に込められた、日本人の衛生と健康への知恵。 なぜ日本人は食後にお茶を飲むのか|薬として始まった緑茶の衛生文化 日本では、食事のあとに自然とお茶を飲みます。それは単なる習慣や気分の問題ではありません。日本人にとってお茶は、長いあいだ「体を整える飲み物」、いわば薬のような存在として受け入れられてきました。 なぜ食後なのか。なぜ水ではなくお茶なのか。その答えは、日本にお茶が伝わった歴史と、緑茶が持つ衛生的な働きにあります。 平安時代、お茶は「嗜好品」ではなく薬だった 日本茶は平安時代、嗜好品ではなく体を整える「薬」として伝わった。 お茶が日本に伝わったのは平安時代。当初のお茶は、今のように…