最近の国際ニュースでは中国の動きばかりが気になる。 19日に行われた香港立法会でのインチキ選挙で、ほぼ全議席が親中派議員で占められた。 これまでは定数75で、うち市民が選べる「地区直選」議員が35、業界団体が選ぶ「職能別」が35で、一昨年の民主派の勢いからいえば、75の多数を取る可能性が十分あった。ところが、2020年9月に開催予定だった選挙をコロナウイルス感染拡大を理由に1年延期。中国はその間に選挙制度を大きく変更した。 「地区直選」が20に減らされ、「職能別」が30となり、新設の「選挙委員」枠(行政長官を選ぶ1500人の親中派選挙委員会から選ばれる)が最多の40で、計90が定員となった。「…