・宮田登の赤マント(7)阿部定と赤マント③ 昨日は「奇しくも」だけで終わってしまいましたが、他の内容についても見て置きましょう。 やはり気になるのは赤マント流言を「「赤マントの女」事件」と呼んでいることです。当ブログではこれまで紹介されて来なかった、当時の新聞・雑誌の記事を多数発掘して紹介して来ました。正体不明の怪人ですから種々雑多な説があった訳ですが、主流は「赤マントの佝僂男」なのです。そうでなくても男だと思われていたようで、同時代の、女性だとする説は2018年9月3日付(161)に紹介した近藤操「赤マント事件の示唆」に言及されているくらいでしょう。 本田和子が何故「「赤マント」は女だと理解…