よく子供のことを「餓鬼(ガキ)」と言います。なぜ餓鬼というかと言いますと、何もかもしてもらって当たり前、してくれなかったら腹を立てる。仏教では、我利我利亡者で、自分の欲を満たすことしか考えず欲のまにまに布施の功徳が足りないものを餓鬼と言いますが、子供は、親が何でもしてくれて当たり前。食事を作ってくれて当たり前、お弁当に箸が入ってないと怒る。「父ちゃん、仕送りが入ってないじゃないか」こうやって仕送りを入れてくれるのが当たり前。でも、本当はそうじゃない。もうちょっと親のことをありがたいと思っていいわけですけど餓鬼というのは、そういうことが分かりませんので「あれしてくれて当たり前」というのを餓鬼と言…