もう終わってしまったのだが、先日観に行った展覧会について。 香月泰男さんという人の回顧展で、昨年から全国巡回していたようだ。 私はこの人のこと自体知らなかったのだが、ちょいちょい足を運んでいる練馬区美術館だったし、個人に焦点を当てた企画展はできるだけ足を運んでおきたいなと思っていたので、最終日に滑り込みで行くことに。 結果、とても良くて色々と考えさせられるものであった。 彼は第二次大戦で出兵しており、一時シベリアで捕虜として捕まっていたそうだ。 幸にして生きて帰国することが出来たので、画家としてさまざまな作品を残したわけだが、代表的なのがシベリアシリーズと呼ばれる、この捕虜の経験を題材にした一…