2015年12月26日 我が家は父方の曽祖母の広い屋敷地の一角を借地して屋敷を構えていた。 1970年代の末ごろ、我が家は曾祖母の屋敷を離れることになった。どこに住まいを求めてもよかったのだが、父は東江(あがりえ)というウマリジマ(生まれシマ)にこだわり、東江のなかに新たに土地を購入し、家を新築した。 新築した家に転居する前に、兄とぼくの二人が、位牌と香炉を持っていってその新しい家に泊まった。儀礼の詳しい意味はわからないが、邪気払いの意味があったようだ。 兄が位牌を持ち、ぼくが香炉を持って、新しい家に入り、仏壇にその二つを設置した。仏壇にその二つが置かれたとき、建造物としての家がヤー(家)に変…