産経新聞社は、夕刊紙「夕刊フジ」を来年1月末で休刊すると発表した。新聞の休刊は廃刊に等しい。スマートフォンの普及など生活スタイルの変化で発行部数が減少傾向だったことに加え、新聞用紙の高騰などが理由という。 1969年2月の創刊から約56年の歴史に幕を下ろす。 「創刊55周年の節目に、夕刊紙として一定の役割を終えた、という判断に至りました」としている。 多くの人は携帯電話でニュースを見るようになった。スマートフォンが普及すると、ニュースアプリなどを使用し、またSNSを見る人も多くなる。速報性を大切にする夕刊紙は、早い時間の版が午後になるかならないかのころに店に並び、夕方には最終版が都心の駅に並ぶ…