詐欺師というのは、とても「勉強熱心」です。「金脈」を見つけると、その分野の本をごっそり買ってきて、片っ端から読んでいきます。専門家やプロに話を聞きに行ったりして、とにかく情報を集めます。その上で、どうしたら稼げるかということを何度も周到にシュミレーションするのです。 映画「コンフィデンスマン」では、長澤まさみが、まさにこれと同じことをやっています。広いリビングのソファで、次の標的となる分野の本を次々と読んでいくシーンは印象的でした。 逮捕されたり、敵に追いかけられたり、逆に騙されるリスクがあるので、決して割の良い仕事ではありませんが。詐欺師というのは、見方を変えると「真面目で勉強熱心な人」なの…