猫たちは今日も箱を見守っている。 本店事務所の奥には、6つの麻袋が転がっていた。ひとつは触れたら崩れそうなほどボロボロで、ふたつは鼻をつくほどの強烈な匂いを放っている。 そんな混沌の真ん中で、ダンボール箱がモゾモゾと小さく揺れた。 ジャイアンはしっぽをパタパタさせながら、「また始まったで」と呆れた声を漏らす。 今日も、箱の中の“アレ”が悩んでいるらしい。 ジャイアンは箱の揺れを横目に、ため息をひとつついた。「そろそろ片付けなあかんやろ、これ……」と、麻袋を足でつつき始める。 《本店事務所・箱が何かを始める》 ジャイアン(青紫色の後輩雌猫):「そろそろ、こいつら片付けようや。 ここに死体袋みたい…