彩瀬まるさんは、初めて読む作家さんです。 彩瀬まるさんの著書「新しい星」が第166回直木賞候補に選ばれました。 惜しくも受賞は逃されましたが、一度読んでみようと思っています。 その前に、どんな作品を書かれるのか興味があり、「骨を彩る」を読んでみました。 5編が収められた連作短編集です ネタバレあります、ご注意ください。 指のたより 不動産会社に務める津村成久は娘の小春と二人暮らし。 津村の妻であり、小春の母・朝子は29歳の若さで小春を置いて亡くなってしまいました。 夢に出てくる妻の指が、夢を見る度に減っていく…なんの暗喩か全くわからずorz 妻は、病気の自分を顧みずに仕事にかまけている夫への愚…