作家、漫画原作者。1948年生まれ。 サンフランシスコ州立大学、早稲田大学中退。スポーツ新聞記者を経て、74年『退屈しのぎ』で群像新人賞、78年『九月の空』で芥川賞受賞。83年には自作『真夜中のボクサー』を映画化し、監督も務めた。 以後、青春小説、恋愛小説、経済小説、ゴルフ小説、時代小説と幅広い作品活動を続け、数多くの漫画原作も手がける。エッセイにはベストセラーとなった『こんな女と暮らしてみたい』がある
乙巳年四月二十日。摂氏18.7/23.0度。雨。昼過ぎに常磐線特急で品川に着き山手線で渋谷に出るとひどい大雨(本日東京ノ雨量ハ28mm)。新南改札から渋谷サクラステージに出て強い風(最大瞬間風速16.3mm)で傘さすのも厭ふほど。裾の長いナイロンのレインコート(銀座松屋オリジナル)と強靭な丸善の長傘で雨対応してゐて助かつた。だが松屋銀座もオリジナルブランドなんてスーツお誂へしかなくなつたし丸善も紳士靴も傘もシャツもオリジナルなんて昔の話(傘は前原光榮が丸善オリジナル末期の製造元だつたので同寸のものは入手できる)。渋谷セルシアンタワー能楽堂。観世流で関根祥丸さんの能〈羽衣〉。スタッフの方がアタシ…
作者:高橋三千綱 発表年:1978年(書籍化は1981年?) 半年にわたって執筆したコラムをまとめたエッセー集。 我が人生で、唯一、出版社に電話して再販どうなってんのと聞いた作品。20年ぐらい前だったか。 実家を離れて数年後。父から、邪魔くさいお前の本は全部処分したと連絡があった。古本屋は、2万冊が入った段ボールたちを開けずに1万円と値付けしたと、喜ぶ父の声音と、大好きな作品たちが消えうせた脱力感が思い出深い。 そんな2万冊の中に、この作品はあったわけだ。 余談だが、その後も、本は自然繁殖して困る生物だった。定期的に捨てていたが、多すぎて自治体から文句が来たこともあった。処分した父は正解だった…
作者が会った楽天家達が如何に運を呼び込んだかを綴った本かと思いきや😳 作者本人がどんだけ楽天家で幸運だったかを綴った本だった😳 肝硬変で死ぬまで酒呑み続けたみたいだから😳 それは楽天家としか呼べんわな🍺🍶🍻🍷🥃🍸🍹🍾 オイラも気をつけよ〜っと🤐
【若き日々 (2)】 和泉「アメリカまで行っていろいろ経験したんですが、帰ってきたら、うちの親父(木俣堯喬監督)が東京に出て来て事務所をつくっていて「何にもやってへんやんけ」と。だったら手伝えよということで。
8月17日に作家の高橋三千綱先生が亡くなられた。 第79回芥川賞を受賞した「九月の空」からこの方を知った。 中学生のころだろうか、角川文庫のなんとなくおしゃれな感じの表紙で買ってみたのだが、内容も当然ながら非常に面白く、たびたび読み返した。 主人公小林勇と剣道の関わり合い、そしてその周りの友人たちがまさに青春そのものの生き生きとした筆致でつづられていく。 ヒロインの松山さんもはかなげかつひたむきな感じが可愛らしく、こんな彼女がいたら自分だったら即付き合ってるなと思ったものである。 あとは何といってもライバルである石渡君の存在。 さわやかで、かつ恐ろしく強い。勇はもちろん、自分から見ても非の打ち…
高橋三千綱 さん 作家。 1948年(昭和23年)1月5日、生まれ。2021年(令和3年)8月17日、死去。 訃報 高橋三千綱さんが死去 芥川賞作家、「九月の空」: 日本経済新聞 作家の高橋三千綱さんが死去 73歳 「九月の空」で芥川賞 | 毎日新聞 作家 高橋三千綱さん死去 「九月の空」で芥川賞受賞 | おくやみ | NHKニュース 作家の高橋三千綱さん死去 「九月の空」で芥川賞受賞、73歳:時事ドットコム 高橋三千綱さん死去 芥川賞作家「九月の空」:東京新聞 TOKYO Web 芥川賞作家の高橋三千綱さん死去 「九月の空」「退屈しのぎ」 - 産経ニュース
涙のしずくか、池ポチャか 20150507(了) 高橋三千綱/「フェアウェイの涙」 Tears Ⅰ. 男は生涯に三度、フェアウェイの彼方に少年時代の夢を見る。 ・父の耳 ・ライバル ・なまいき ・孤独 ・ティアップ ・祈り Ⅱ. 女は男の視線の先を追わない。男の横顔をだけを見つめる。 それでいいじゃないか。 ・バンカーショット ・気合い ・八年半 ・雪と竜巻 ・命 ・指 2005年10月/短編小説/双葉文庫/(1994年講談社文庫)/中古 <★★★△> 何かゴルフ系のものを読んでみたくなって見つけたのがこれ。 (カバー裏惹句) 勝負というものには、その背後に必ず人間と運とさまざ まな感情が…