作家、漫画原作者。1948年生まれ。 サンフランシスコ州立大学、早稲田大学中退。スポーツ新聞記者を経て、74年『退屈しのぎ』で群像新人賞、78年『九月の空』で芥川賞受賞。83年には自作『真夜中のボクサー』を映画化し、監督も務めた。 以後、青春小説、恋愛小説、経済小説、ゴルフ小説、時代小説と幅広い作品活動を続け、数多くの漫画原作も手がける。エッセイにはベストセラーとなった『こんな女と暮らしてみたい』がある
作者:高橋三千綱 発表年:1978年(書籍化は1981年?) 半年にわたって執筆したコラムをまとめたエッセー集。 我が人生で、唯一、出版社に電話して再販どうなってんのと聞いた作品。20年ぐらい前だったか。 実家を離れて数年後。父から、邪魔くさいお前の本は全部処分したと連絡があった。古本屋は、2万冊が入った段ボールたちを開けずに1万円と値付けしたと、喜ぶ父の声音と、大好きな作品たちが消えうせた脱力感が思い出深い。 そんな2万冊の中に、この作品はあったわけだ。 余談だが、その後も、本は自然繁殖して困る生物だった。定期的に捨てていたが、多すぎて自治体から文句が来たこともあった。処分した父は正解だった…
作者が会った楽天家達が如何に運を呼び込んだかを綴った本かと思いきや😳 作者本人がどんだけ楽天家で幸運だったかを綴った本だった😳 肝硬変で死ぬまで酒呑み続けたみたいだから😳 それは楽天家としか呼べんわな🍺🍶🍻🍷🥃🍸🍹🍾 オイラも気をつけよ〜っと🤐
【若き日々 (2)】 和泉「アメリカまで行っていろいろ経験したんですが、帰ってきたら、うちの親父(木俣堯喬監督)が東京に出て来て事務所をつくっていて「何にもやってへんやんけ」と。だったら手伝えよということで。
8月17日に作家の高橋三千綱先生が亡くなられた。 第79回芥川賞を受賞した「九月の空」からこの方を知った。 中学生のころだろうか、角川文庫のなんとなくおしゃれな感じの表紙で買ってみたのだが、内容も当然ながら非常に面白く、たびたび読み返した。 主人公小林勇と剣道の関わり合い、そしてその周りの友人たちがまさに青春そのものの生き生きとした筆致でつづられていく。 ヒロインの松山さんもはかなげかつひたむきな感じが可愛らしく、こんな彼女がいたら自分だったら即付き合ってるなと思ったものである。 あとは何といってもライバルである石渡君の存在。 さわやかで、かつ恐ろしく強い。勇はもちろん、自分から見ても非の打ち…
高橋三千綱 さん 作家。 1948年(昭和23年)1月5日、生まれ。2021年(令和3年)8月17日、死去。 訃報 高橋三千綱さんが死去 芥川賞作家、「九月の空」: 日本経済新聞 作家の高橋三千綱さんが死去 73歳 「九月の空」で芥川賞 | 毎日新聞 作家 高橋三千綱さん死去 「九月の空」で芥川賞受賞 | おくやみ | NHKニュース 作家の高橋三千綱さん死去 「九月の空」で芥川賞受賞、73歳:時事ドットコム 高橋三千綱さん死去 芥川賞作家「九月の空」:東京新聞 TOKYO Web 芥川賞作家の高橋三千綱さん死去 「九月の空」「退屈しのぎ」 - 産経ニュース
涙のしずくか、池ポチャか 20150507(了) 高橋三千綱/「フェアウェイの涙」 Tears Ⅰ. 男は生涯に三度、フェアウェイの彼方に少年時代の夢を見る。 ・父の耳 ・ライバル ・なまいき ・孤独 ・ティアップ ・祈り Ⅱ. 女は男の視線の先を追わない。男の横顔をだけを見つめる。 それでいいじゃないか。 ・バンカーショット ・気合い ・八年半 ・雪と竜巻 ・命 ・指 2005年10月/短編小説/双葉文庫/(1994年講談社文庫)/中古 <★★★△> 何かゴルフ系のものを読んでみたくなって見つけたのがこれ。 (カバー裏惹句) 勝負というものには、その背後に必ず人間と運とさまざ まな感情が…
1月5日本日誕生日の全国35万人の皆さん誕生日おめでとうございます (拙句)早梅を心の苑に見出せし 雅舟 【花】ウメ(バラ科) 【花言葉】澄んだ心【短歌】澄みわたる正月五日の庭の梅凛々としてひとつひらきぬ 松の内はまだ本格的に世の中が動き始めていないせいか、空は青く澄み渡っています。木々の葉が落ちつくした庭にウメの花が春の予兆のようにきりりと一つ開きました。 【季語】梅 【俳句】 梅一輪一輪ほどの暖かさ 服部嵐雪 しら梅の明る夜ばかりとなりにけり 与謝蕪村 勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男 【万葉歌】正月立ち春の来たらばかくしこそ梅を招きつつ楽しきを経め 【1月5日 誕生日の有名人】 夏…
booksch.hatenablog.com BooksChannel meets Amazon : 新着商品UP 第2弾(500点) Introduction BooksChannel meets Amazon : 新着商品UP 第2弾です。どうぞ、よろしくお願い致します。前回同様 amazonに出店のお店の皆様も 馬鹿馬鹿しくて あまり おやりになられないであろうCM SONG「amazon出品の唄」の今回はAI versionで始めさせて頂きます。どうぞ、よろしくお願い致します。 soundcloud.com 前回 note.com 📖🎶 BooksChannel meets Amazo…
回受賞年 受賞者受賞作掲載誌 1712024上 朝比奈秋サンショウウオの四十九日新潮 1712024上 松永K三蔵バリ山行群像 1702023下 九段理江東京都同情塔新潮 1692023上 市川沙央ハンチバック文學界 1682022下 井戸川射子この世の喜びよ群像 1682022下 佐藤厚志荒地の家族新潮 1672022上 高瀬隼子おいしいごはんが食べられますように群像 1662021下 砂川文次ブラックボックス群像 1652021上 石沢麻依貝に続く場所にて群像 1652021上 李琴峰彼岸花が咲く島文學界 1642020下 宇佐見りん推し、燃ゆ文藝 1632020上 高山羽根子首里の馬新潮…
芥川龍之介賞(通称・芥川賞)の1970年代の受賞作品一覧です。 目次 第63回(1970年上半期) 第64回(1970年下半期) 第65回(1971年上半期) 第66回(1971年下半期) 第67回(1972年上半期) 第68回(1972年下半期) 第69回(1973年上半期) 第70回(1973年下半期) 第71回(1974年上半期) 第72回(1974年下半期) 第73回(1975年上半期) 第74回(1975年下半期) 第75回(1976年上半期) 第76回(1976年下半期) 第77回(1977年上半期) 第78回(1977年下半期) 第79回(1978年上半期) 第80回(1978年…
・1981年放送のTVアニメ『新竹取物語 1000年女王』でヒロイン雪野弥生の両親が営んでいるのはどんなお店? →ラーメン屋 (お好み焼き屋 / パン屋 / 和菓子屋) ・1981年放送のTVアニメ『フーセンのドラ太郎』で主人公・ドラ太郎の声を担当したタレントは? →なぎらけんいち (左とん平 / せんだみつお / 桜金造) ・1990年にミリオンセラーとなったアニメ『ちびまる子ちゃん』の主題歌を歌ったグループは? →B.B.クイーンズ (D.D.クイーンズ / A.A.クイーンズ / C.C.クイーンズ) ・1995年のディズニーのアニメ映画『ポカホンタス』で、主人公と恋仲になるジョン・スミ…
Ah~やぅと1週間が終わった。 9月になると思い出す、小説では、高橋三千綱「九月の空」、歌では、太田裕美「セプテンバー・レイン」、竹内まりや「Septemper」、今井美樹「九月半島」などが、思い浮かぶぜ哉。 そうつまり、上記に、俺のベスト9月は、ない!ぜ~哉。 倉田まり子 youtu.be これがおいらのベスト、9月ソング! 倉田まり子「さよならレイニーステーション」 今井美樹さんは、「9月半島」以外に、「瞳がほほえむから」、「Piece of My Wish」など、作曲の面で、知られている、上田知華さんの、影の存在というのは適切とはいい難いが、裏方さん的アーチストだったように思える。 コン…
以前当ブログでは手塚賞入選作家のその後についての記事に関連して、手塚・赤塚賞受賞作品集1を紹介したが、せっかくなので他の巻も紹介しておきたい shadowofjump.hatenablog.com という訳で今回紹介するのはこちらだ めざせ漫画家!手塚・赤塚賞受賞作品集2 本単行本に収録されているのは88年上半期に開催された第35回手塚賞及び第28回赤塚賞受賞作品の計12本になる。因みにこの回は、手塚賞は史上初にして唯一の2人同時入選が出ているのに加え、赤塚賞は現在まで100回開催されて僅か6人しか出ていない入選者が出るという大豊作の回だったと言える 1巻同様以下、収録作品と印象的な短評を 手…
「街録ch あなたの人生教えてください YouTube」というYouTube番組がある。この番組は物凄く若者に影響力がある。有名人からまだ世間一般に知られていないが、一部の人の間では知られた人物が取り上げられて、自分の人生について語る。街録に出演すると、一気に知名度が上がる。毎回癖のある人物が出演するのだが、この人たちの言っていることがどこまで信憑性があるのか疑問に感じることが多々ある。特に「やくざ」「反社的な人物」の場合だ。武勇伝などを語っているが、どうも嘘くさい部分がある。以前中山一也という俳優がこの番組に出演した。何故、中山一也のような手合いを出演させるのかと私は腹が立った。自分が主役を…
金曜日。週末の作業所では出張掃除仕事の当番でした。 台風の影響で雨が降ったり止んだり。 朝、部屋を出る際は豪雨だったので、サンダル履きにて。 よく履くサンダルで、地面と接する面の凸凹が摩耗していて、駅に着くまでに何度か滑ってコケそうになりました。 だから掃除仕事中は転ばないように気を付けました。 15時頃に無地終了し、現場から直帰しました。週末はK・ヤイリのギターで宅録したし。 音色もおれの奏法に馴染んできました。 まだ来て数日ですが、アコギとはそういうモノです。あとは特になし。 週明けの月曜日はもう九月っすね。 とても若い頃に高橋三千綱『九月の空』という小説を読みました。 剣道少年のお話だっ…
(8/2)ひとまず100点選書。第一弾の選書なので推薦本には頼らず。蔵書とアマゾンのブックリスト、これまでの読書経験と知識を駆使して、読みたい本を直感で選んだ。 今のところ順番はランダムだ。3500の選書リストが完成するまでには適切な分類法を見つけようと思う。その際、選書やリスト作成におけるルールも付記する(表紙画像は載せない、アマゾンや出版社ページへのリンクは貼らない等)。 (8/3)200点選書。 (8/4)300点選書。 (8/5)400点選書。そろそろ分類しないとね。日本十進分類法を参考にする予定。 (8/9)500点選書。 (8/10)600点選書。 (8/11)700点選書。 (8…
『霊能者』 髙橋三千綱/1993年/373ページ 心理学者の川島はロサンゼルスの霊能者から五歳の娘亜里の危険を予感させる不吉な霊視を受けた―。その直後、亜里の突然の失踪を知った川島は急遽帰国し、その行方を追うが…。闇の世界に引き込まれた少女救出のため、悪霊蠢く戦慄の館で、霊能者たちの死闘が始まった!海外取材を基に著者が初めて挑んだ衝撃の異次元小説! (裏表紙解説文より) 佐藤有文や冝保愛子の本を参考文献にして書かれた、「著者初のオカルト小説」とのこと。前半は大学の超自然現象研究会であるエリと広美がロサンゼルス旅行へ行き、オカルト大会に出席して「透視? すごーい!」「霊視? ギョエーすごい!!」…
芥川賞受賞作を遡って読んでいるひとこと感想の続きです。70年代の分です。 1980年代:続続続・芥川賞ひとこと感想日記(1989-1980) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 1990年代:続続・芥川賞ひとこと感想日記(1999-1990) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 2000年代:続・芥川賞ひとこと感想日記(2009-2000) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) 2010年代以降:芥川賞ひとこと感想日記(2022-2010) - 京都ぬるぬるブログ2.0 (hatenadiary.jp) ■ 森禮…
当ブログでは前々回に手塚賞入選作家たちのその後を、前回は手塚賞入選作家の入選作を含む短編集の紹介をしてきた。となると、入選作だけではなく準入選作や佳作の作品、ついでに赤塚賞の方も気になってくるのが人情ではないだろうか。…気になってこなくても気になってくると答えるのが人情だろう そんな事言っても、入選作はジャンプ若しくは関連誌に掲載されるから例えその後作者が単行本を出せずに消えたとしても最悪バックナンバーを探せば読めるが、それ以下の作品は掲載されない方が多いから読めないじゃないかとお思いかもしれない それが、読めるのである という訳で今回紹介するのはこちらの単行本だ めざせ漫画家!手塚・赤塚賞受…
昔読んだ中上健次のある発言が強烈に記憶に残っていて、最近になって今さら気になりだした。時期的にみて『中上健次1970-1978全発言I』、『中上健次1978-1980全発言II』だろうと思ってめくってみたが見当たらない。じゃあ、これかと、柄谷行人との対談『小林秀雄をこえて』をめくってみたらあった。 「私」とか「ぼくは」とか……そういうやつは、おれはきらいなんだよ。「ぼくって何……」と言っているやつを、なぐってやった(笑)。 この中上発言を受けた柄谷は、「同感だね」と応じている。ひどい話だ。 実際に殴られたのは1977年に『僕って何』で芥川賞をとったばかりの三田誠広。その時、三田の肋骨にひびが入…