株式会社モノリスソフト取締役。ゲームクリエイター。静岡県出身。 日本ファルコム、スクウェア(現スクウェア・エニックス)を経て、1999年にナムコの出資を受け仲間と共にモノリスソフトを設立。
哲学研究家。1956年、福島県生まれ。おもな研究対象はフッサール、ジャック・デリダだったが、社会的な問題にコミットする機会が多くなり、むしろそちらのほうで注目されている。 東京大学大学院綜合文化研究科教授。 コリアNGOセンター専門委員。 NPO「前夜」共同代表。
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🔲日本は今や武器輸出が出来る国になったうえに、ローンで高額武器を買う国に: 岸田政権は昨年12月、武器輸出ルールを定めた「防衛装備移転三原則」と運用指針を改定。戦後長く武器の原則禁輸を掲げた日本を今や、ミサイルや弾薬など殺傷能力を持つ武器輸出すらできる国に変えた。 山崎 雅弘さんがリポスト 本田由紀 @hahaguma · 3月21日 「兵器ローン地獄」が来るかも…「例外」だった高額武器の分割払いを「当たり前」にできる法案が衆院を通過https://tokyo-np.co.jp/article/316122 「武器輸出ルールの緩和を進めてきた岸田政権は、武器購入の予算面の歯止めも弱めようとして…
歴史の点から、イスラエルがいまパレスチナになしていることを見てみるとどういった見なし方ができるだろうか。 歴史の字がある。歴は起きたことや経験したことだ。史は書き記すことである。 認識と解釈の二つにふ分けすることがなりたつ。歴史においてはその二つにふ分けすることができて、認識は五 W 一 H である。who、when、where、what、why、how の六つだ。認識の五 W 一 H は事実に当たるものだから、見なし方の食いちがいがおきづらい。 歴史の認識である五 W 一 H で見てみると、パレスチナのイスラム主義の勢力がイスラエルに暴力をふるうことがなされた。暴力をふるわれたのはイスラエル…
◎20日の春分の日は荒れた天気だったので、今日、京都の東山にお墓参りに車で出かけました。雨の降る寒い日です。東寺。 鴨川にかかる五条の橋の擬宝珠 🔲能登半島地震の被災地がまだこんな状態というのは、ちょっと信じられませんが: 敷地内の修理は住民自身がする必要があるが、地元業者に依頼が殺到し、順番待ちに。行政が公表する水道復旧率は、実際に使える割合を示しておらず、深刻な課題となっている。 ・相続人不明の空き家や、所有者が避難して連絡がつかない場合は戻せない。市によると、こうした場所は5日時点で101カ所。市災害対策本部の担当者は「工事ができないと、ずっと復旧できないことになる」と頭を抱える。 内田…
県の公園の、歴史にまつわる記念の碑(ひ)を、とり去った。 群馬県は、県の公園にあった朝鮮の人たちにまつわる碑をとり去ったが、それをどのように見なせるだろうか。 かつてにおいて、日本の国は朝鮮の人たちを労働者として強制に日本に連行した。ひどい条件で朝鮮の人たちを日本で働かせたのである。非人間の条件で働かせた。 公園から碑をとり去ってしまったのが群馬県だ。群馬の県知事が上からごう引におし進めた。群馬の県知事にたいして人々から批判が投げかけられている。 歴史にまつわるものなのが公園にあった碑だ。歴史では、教養を重んじるようにしたい。 教養では自由主義(liberalism)のあり方がある。中立な立ち…
1980年代 (河出ブックス)河出書房新社Amazon大澤真幸、斎藤美奈子、成田龍一「カタログ・サヨク・見栄講座」(in 斎藤美奈子、成田龍一編『1980年代論』河出書房新社、pp.16-44、2016) この鼎談の中の斎藤美奈子*1の発言が酷くて、いくら何でも2014年*2にこの理解はないだろうと、怒りを覚え、血圧が20くらいは上昇してしまった筈。まあ、測ってはいないだけど。 どんな発言かといえば、 私は八〇年代に重要な役割を果たした人物として、松任谷(荒井)由実を挙げたいですね。たとえば、蓮實重彦さんが文芸評論の脱構築をやって、上野千鶴子さんが女性解放思想を脱構築して次の時代を作りましたが…
以下は、2020年の『群像』新人賞で最終選考まで残り、落選となった文章である。 これはもともと同賞への応募原稿として書いたわけではなく、アメリカ留学中に何十本と書いたノートの1つである。留学1年目の第2セメスター終盤、わたしは履修していた授業のレポートとして2つのアイディアを抱えていた。結局はもう片方の案、村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』論をレポートとして提出したのだが(これは論文化された)、その後、夏休みに入ってヒマになったので、提出のアテもないまま、もう片方のアイディアを日本語で文章化することにしたのだった。同賞に応募したのは、その約2年後である。 なるほど、いま読むと院生のノート以上のな…
1月 ・森美術館「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」 ・鶴見済『0円で生きる:小さくても豊かな経済の作り方』新潮社、2017年。 ・マルグリット・ユルスナール『東方奇譚』多田智満子訳、白水社、1984年。 ・マルグリット・ユルスナール『アレクシス あるいは空しい戦いについて とどめの一撃』岩崎力訳、白水社、2017年。 ・ヴィム・ヴェンダース『パリ、テキサス』(1984年) ・ヴィム・ヴェンダース『都市とモードのビデオノート』(1989年) ・クリスチャン・ディター『あと1センチの恋』(2014年) ・ダニエル・アルビド『シンプルな情熱』(2020年) ・高橋和己『アーユルヴェ…
2024年1月19日(金)19:00~20:30 斎藤幸平、高橋哲哉「危機の世界を問う人文学」『マルクス解体』(講談社)刊行記念 蔦屋書店3号館 2階 イベントスペース eventmanager-plus.jp マルクス解体 プロメテウスの夢とその先 講談社 Amazon デリダ 脱構築と正義 (講談社学術文庫) 作者:高橋哲哉 講談社 Amazon 日米安保と沖縄基地論争 <犠牲のシステム>を問う 作者:高橋 哲哉 朝日新聞出版 Amazon フクシマ以後の思想をもとめて: 日韓の原発・基地・歴史を歩く 作者:京植, 徐,洪九, 韓,哲哉, 高橋 平凡社 Amazon 「心」と戦争 作者:高…
全体を通して 読んでよかった本(特によかったのは太字) 読んだ本 去年の記事 mtboru.hatenablog.com 2023年の読書メーター読んだ本の数:44読んだページ数:13249(36/day) 月ごとの読書量の変化 全体を通して 今年はこれまでと比較して全く本を読めなかった。参考までに去年までのデータを載せると: 2020年 読んだ本の数:90 読んだページ数:27810 (76/day) 2021年 読んだ本の数:136 読んだページ数:43140(118/day) 2022年 読んだ本の数:102冊 読んだページ数:29013ページ(79.5/day) これらに対して今年は4…
受験生の親の年になっていた 気がついたら私も受験生の親でもおかしくない年齢になっていましたが、今でもときどき19歳で大学に入る前の予備校での一年間を思い出します。 もう30年近く前のことだし、大宮という街にも20年くらい行っていないので記憶があやふやになりつつあります。ときどき思い出しては、あの一年は何だったのだろうと考えます。学生時代を過ごした東京や京都にはいまでもときどき行きますが、予備校があった大宮にはもう行くことはありません。 今回は、30年近く前の大宮で、自分がどんな浪人生ライフを送っていたのか、地図などを見ながら思い出してみます。 大宮駅JR線の出口にある「豆の木」。ここが待ち合わ…
イエス・キリストの十字架の死によって、人間の罪が贖われた、罪の奴隷となっている人間が買い戻された、人間の罪が赦された。 キリスト教の信仰はこのような「贖罪信仰」を中心にする、と一般には思われているようですが、著者は、キリスト教の最初からこのような信仰があったわけではない、と言います。 では、最初はどのような信仰だったのでしょうか。 「イエスの宣教を継続したグループ」は「生前のイエスが語り伝え、来るべき「人の子」が実現させるはずの「神の国」にこそ」「真の救い」(p.36)を見出したと著者は言うのです。 そして、この「神の国」は「来るべき再臨の「人の子」イエスが実現させるはずの」(p.37)もので…
閏月社から出版された『竹内芳郎 その思想と時代』という本に、「竹内芳郎とサルトル──裸形の倫理」という論文を書きました。 honto.jp 本日、この本の合評会シンポジウムが開かれます。 「『竹内芳郎 その思想と時代』合評会シンポジウム」2023年11月25日、於立教大学 日本サルトル学会主催永野潤、池上聡一、小林成彬、澤田直、竹本研史、北見秀司、清眞人、佐々木隆治、田崎英明参加希望の方は以下のGoogleフォームにご記入をお願い致します。https://t.co/oFWI8Bk6ln pic.twitter.com/NEyPsYuScB — 緑雨 (@ryoku28) October 21,…
本を読む時間が足りません。 と言うか、アマゾンで注文した本が”どんどん”やってくるので、未読の本が積みあがっていきます。 本にも「旬」があり、読みたいときに読んでいかないと、内容が劣化したり、読む意欲が減退したりするのです。 読書は私の人生の核をなすものなので、すべてに優先したいと思っています。 そのためにも生活から余計なものを取り除き、シンプルライフを徹底していこうと思います。 テレビをジックリ見たり、スマホをいじったりする習慣がないので、多分これで3時間ほど助かっているのではないかと思います。 コロナのおかげで「夜に出歩かない」という習慣もでき、これも読書生活には大きなプラスです。 日本語…
夏目漱石『こころ』は、1960年頃からほとんどの高校教科書の教材として国民的に読まれることになった。多くは高校2年の国語教科書で、「全体構成+あらすじ+(下)35~48節+その後のあらすじ」の構成からなる。「学習の手引き」によって、教師からの「教育」的メッセージ(教科書の構成からして「友情か恋愛・エゴイズムか」の二項対立に力点が置かれる)を伴って道徳的に問いかけられる(一方で教科書の教材としては文学国語から実用国語教育へと重点化が動いている現在でも教育現場での立ち位置はいまだ普遍で、『こころ』神話とも呼びたくなろう)。 この教科書体験および夏休みの課題図書として挙げられた永遠のベストセラー(購…