日頃お世話になっているシネマ・ジャック&ベティ30周年企画映画「誰かの花」を見た。30周年は去年だったはずだが、この映画館の前身の名画座が70年前の12月25日にオープンしたそうである。で、またこの映画を上映することになったとのこと。見逃していたので急遽見に行くことにした。 静かな映画だった。節目の記念映画だからジャック&ベティを舞台にしたおめでたい調子にしようという案もあったらしい。でも内省的な映画に落ち着いたようである。監督・脚本は奥田裕介さん。小さいときに母に連れられてこの映画館に通ったというから、横浜出身なのだろう。子どもの頃からイラン映画、台湾映画を見ていたというからなかなかの強者で…