癒しは終えられるか。 終えられます。 しかし、癒しが終われば普通になれる、ケガが治ったから普通に歩けるようになる、というような図式にはなっていないと言うのが本当だと思います。 癒しは、特別問題がある人に必要なものではないからです。 癒しは誰にでも必要です。 自分を誤解していない人はいないからです。 人は自分を誤解していることによって、この世界を誤解しています。 私たちは自己を、肉体という弱い存在であると認識する限り防御を必要とし、 防御するためには常に他者を敵か味方かという二元の分類に当てはめ、 世界を自分の知覚という体験に基づいた二元性の尺度で測り、 その線引きもいつなんどきぶれるかわからず…