脚本家。 1934年(昭和9年)、生まれ。
【『極道の妻たち 死んで貰います』(2)】 高田「『極妻』シリーズは女主役で、でも男も立てなきゃならないから時間が長くなっちゃう。彼は上手い。ぼくは彼が大好きで、彼が××さん(脚本家)とやったとき、何でぼくにやらせてくれないかと嫉妬したんです。
映画『極道の妻たち』シリーズと言えば、やくざのおかみさんを主人公にした人気シリーズ。その主役としては1986年から1998年まで10本中8本に主演した岩下志麻のイメージがやはり強いが、98年に岩下シリーズがひと区切りした後、翌99年から高島礼子主演で新シリーズがスタート。その最高傑作と名高いのが、関本郁夫監督『極道の妻たち 死んで貰います』(1999)である。
【『北陸代理戦争』の想い出 (2)】 高橋洋子さんと深作欣二監督が組んだのはこの『北陸代理戦争』(1977)だけのようだが、やはり印象に残っているという。
4月から6月まで “ラピュタ阿佐ヶ谷” にて脚本家・高田宏治の特集上映 “鉄腕脚本家高田宏治” が行われている。高田宏治は東映の時代劇、任侠、実録やくざ映画、角川映画など多岐にわたるジャンルを手がけた巨匠シナリオライターで、深作欣二、中島貞夫、五社英雄、大林宣彦などの諸監督に膨大な脚本を提供した。