「久しぶりに蕎麦食いに行くぞ。」 「蕎麦ね。どこ行く。」 「高良山の麓のあそこが一番近い。」 「座れるやろか?」 とにもかくにも行ってみよう。 蕎麦屋の暖簾をくぐると、案の定全席埋まっている。 「3名様ですか?ちょっと・・・お待ちくださいね。」 厨房と何やら話し込む女将さん。 程なく微笑みながらやって来て、奥座敷に通された。 「どうぞこちらの席に。」 「ここ、予約席になってますよ。」 「大丈夫です。たった今キャンセルになりまして。」 マジすか! 3連休の昼時、人気蕎麦店にのこのことやってきて、奥座敷の特等席で食べられるなんて、 ラッキーにも程があるではないか。 最初に蕎麦粥が通される。 蕎麦粥…