高速ツアーバスとは、2013年7月31日まで存在していた、高速バス運行の一業態。
旅行代理店が貸切バスを借り上げ、都市間の人員輸送を行う募集型企画旅行商品という形で運行されていた。
しかし、2012年に発生した関越自動車道高速バス居眠り運転事故を受けてツアーバスと高速路線バス(乗合バス)の一本化が行われることとなり、従来からの「高速乗合バス(高速路線バス)」の安全対策をさらに強化しつつ、料金やダイヤ設定の柔軟性など「高速ツアーバス」のメリットを取り入れた新制度「新高速乗合バス」に一本化されることになった。
また、高速ツアーバスから移行する事業者は、適用される法律が旅行業法から道路運送法に変わり、旅行会社から乗合バス(路線バス)事業者へ移行し、バス停を設置したり、バスに行先表示装置をつけるなど、道路運送法上の規制を受けることになる。
2013年7月29日現在、新高速乗合バス事業の許認可を受けたのは49事業者(43都府県、197路線、721便/日)、高速乗合バスの管理の受委託の許可を受けたのは、貸切バス事業者30事業者。