朝起きた瞬間から、体が鉛のように重かった。 目を開けるのも億劫で、まぶたを閉じたまま布団の中でじっとしていた。 もう何もかもが嫌になっている。 何かをする気力も湧かないし、何かをしたところで意味があるのかとも思う。 目を開けても、天井の模様をぼんやりと眺めるだけで、時間がただ過ぎていくだけだった。 時計を見ると、もう昼を過ぎていた。 朝ごはんを食べる気力もなく、ベッドから起き上がることすらできなかった。 最近は特に酷い。 以前は少しは何かをする気力があった。 好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を観たり。 でも今はそれすらもできない。 何を見ても、何を聞いても、何も感じない。 ただただ虚無…