2024年は吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されて20周年という節目の年。 吉野山というと春の桜があまりにも有名ですが、秋の紅葉や伝統行事など桜の時期以外も見どころはいっぱい。 吉野山のシンボルといえるのが修験道の総本山、金峯山寺で毎年、2月3日に行われる行事が「節分会・鬼火の祭典」もその一つ。 「節分会・鬼火の祭典」は金峯山寺の開祖である 役行者が法力で鬼を呪縛し、仏法を説いて弟子にした故事に基づくといわれる伝統行事です。 金峯山寺蔵王堂で法要が行われた後、鬼火の祭典と呼ばれ る鬼の調伏式が行われます。この調伏式は他の寺社のものとは違い、「福は内、鬼も内」と唱え、全国か…