歌舞伎座四月大歌舞伎、昼の部を観劇。今月は劇団に成駒屋系の役者及び中村屋兄弟が加わった大一座である。歌舞伎を初めてご覧になられた方は不思議に思われる事もあると思われるのが、親戚の役者でも屋号が違ったりするケースが多いと云う現実。今月の座組で云えば、成駒屋である芝翫の又従兄弟に当たる梅玉は高砂屋で、魁春は加賀屋である。これは梅玉・魁春兄弟の親である六代目歌右衛門が成駒屋を甥の先代芝翫に名乗らせ、自分の養子である梅玉と魁春には、それぞれ襲名する際に高砂屋と加賀屋を継がせたと云う事情に由来している。そんな例は数多くあるので、興味のある方は調べてみると面白いかもしれない。 幕開きは『廓三番叟』。江戸時…