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1988年にサンライズが製作した、異世界を舞台にした子供向けファンタジーロボットアニメ。当時流行していたファンタジーRPGゲームに材を得て製作された。
主人公を視聴者層と同じ年代に設定したことにより、絶大な支持を受けて大ヒットした本作は、その後『魔法騎士レイアース』など様々な作品に多大な影響を与えた。
また、本放送後は続編の製作、OVA、小説化と多方面に展開され、放送終了から10年以上経った今もなお、当時のファンから熱い支持を受けている。
同じコンセプトの作品として、次作『魔動王グランゾート』などが挙げられる。
当時「ぶらざあのっぽ」に所属していた脚本家・高橋義昌がデビューした作品でもある。
戦部ワタル(田中真弓)は龍神小学校に通う正義感いっぱいの元気な小学4年生。ある日、授業中に作った粘土製のロボット「龍神丸」に愛着を持ったワタルは、登校途中に龍神池で拾った勾玉を首にかけるのであった。
下校途中に龍神池に立ち寄ったワタルは、不思議な感覚に襲われる。そして突然目の前に現れた金色の龍によって、異世界・創界山へと連れていかれるのだった。
創界山の麓にあるモンジャ村に住むオババ(丸山裕子)の話によると、この創界山は昔、七色の虹が輝く美しい世界であったが、魔界より現れた悪の帝王・ドアクダー(飯塚昭三)の手により虹は色を失い、創界山は滅亡の危機に瀕しているというのだ。
創界山の英雄伝説……『異世界から「ワタル」という名の勇者が現れ、世界の危機を救うという伝説』により、救世主として創界山を救うため、ワタルは粘土で作ったロボット・龍神丸(玄田哲章)と共に旅立つ決意をする。
突如、モンジャ村を襲ったドアクダー配下、シュワルビネガー(笹岡繁蔵)を退けたワタルは、創界山へと渡り、旅の途中で忍部ヒミコ(林原めぐみ)、剣部シバラク(西村知道)、渡部クラマ(山寺宏一)を仲間に加えて、ドアクダーを倒すための旅を続けていく。
続編に『魔神英雄伝ワタル2』がある。
1988(昭和63)年4月15日〜1989(平成元)年3月31日 全45話
魔神英雄伝ワタル TV&OVA DVD-BOX(1) ASIN:B00005UC11
魔神英雄伝ワタル TV&OVA DVD-BOX(2) ASIN:B000066O6Y