「スズキ」は出世魚として一般に知られている。かわいい幼魚サイズは「せいご」少し大きくなった元気な少年は「ふっこ」かなり大きくなって釣るのに苦労する青年が「はね」そして普段全く釣れないが万一掛かるととんでもなく引いて、大暴れしてバラシてしまって涙にくれるゴッドサイズが「すずき」だ。ルアー界隈では「シーバス」と呼んでいる。 日本のルアーフィッシングの先駆けとして活躍された故西山徹氏が「シーバス」の命名者だ。サイズに関係なく、釣れれば平等に「シーバス」である。ルアーの対象魚として、そして日本でルアーが産業として成り立つためには、「名前」こそが重要であった。もし「シーバスフィッシング」ではなく「スズキ…