栃餅 山の中の村の餅は 普通の白い餅と栃餅と蓬餅。 今は栃餅を作るのは限られた家だけだ。 栃の実を採り 皮を剥き 灰をまぶして灰汁抜きをし それを蒸した餅米と一緒につく。 ざっと言えば簡単そうに聞こえるが とても手間をかけた餅だと思う。 手間をかけても 「大事な餅米に加えて餅に」は 米の収穫の少ない土地の知恵だと推測する。 私の推測が正しいかどうかは分からないが。 ストーブの上に丸い焼き網を乗せ 栃餅を焼く。 砂糖と醤油の甘辛いタレを絡めて食べる。 ミルクコーヒーの様な色の餅は 酸味と渋味が微かにする。 鯖のへしこ 若狭湾に揚がった鯖を使って作る。 (多分、今はノルウェイ産?) これを作るのは…