「うおこおりをいずる」 と読みます。 寒い冬の時期、凍った水の下で じっと春を待っていた魚達も、暖かさを感じて 元気よく氷の上に飛び跳ね来るという 意味です。 春先の氷はまだ割れないまでも、 温かい東風に薄くなり、 その下で魚達が動き始めているのが 透けて見えてくるようです。 この時期によく見られる 春先の薄く張った氷や解け残った氷は、 「薄氷」(うすらい)とか 「春の氷」「残る氷」と呼ばれ、 まだまだ寒い日が続く雪国にも、 春の訪れを実感させてくれます。 www.linderabell.com ところで、巷にはこの魚が釣れ始めると 「春が来る」と言われている 「春告魚」(はるつげうお)なる魚…