狩られる鹿の神性 写真(50)の方がより分かり易いでしょうか、人々は両手を挙げて崇めるポーズをとっています。鹿の背には半身のゴルゴンが合体しています。よく見るとゴルゴンの後光が見えます。半人(神)半獣の概念が描かれた最初の絵(岩絵)ではないでしょうか。写真(49)は女神としてのゴルゴン、写真(50)は男の戦士となったゴルゴンに見えます。以下の写真においても、角が平衡の表象となっているのが女鹿で、雨の表象になっているのが男根を持つ牡鹿です。そして常に女鹿の方が大きく描かれています。女神が宿る女鹿故の概念が描かれている為の表現だと考えます。実際は角を持つのは牡鹿で、体も女鹿よりずっと大きくたくまし…