まや・ゆたか(1969-)
本格ミステリ
京都大学工学部電気系学部卒業。 在学中に推理小説研究会に所属。そこで知り合った綾辻行人・法月綸太郎・島田荘司の推薦をうけ、1991年『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』(ISBN:4062632977)でデビューをはたす。
いい意味でも悪い意味でも個性的。他にない世界観で、カルト的人気を誇る。
島田荘司が命名。
*1:『メルカトルと美袋のための殺人』に収録
まだ2冊しか読んでいないのでわかったようなことは書けないのだが、麻耶雄嵩という作家は予定調和を嫌うのか、こちらが予想しているボールとは違う球種・コースを投げつけてくる。この短編集に登場する「神様」なら、「思った通りの展開を読んだら楽しいの?」と聞いてきそうだ。確かにそりゃそうなのだが、外され方がこれまで読んできた作家と違うのだ。このような違和感を「楽しめる」か「嫌がる」かで、麻耶さんの評価が変わってきそうだ。 さよなら神様 (文春文庫) 作者:麻耶雄嵩 文藝春秋 Amazon 「神様ゲーム」の神様、鈴木太郎が登場。前作の神降市から転校したことになっているので続編という捉え方で良いはず。今回は小…
ここ数年、韓国発の本が書店にたくさん並んでいる。海外文学はあまり売れていないとの話は聞くので、どれだけ売れているかはわからないが点数はかなり出ている。とはいえ、韓国人が日本作品を読む数には遠く及ばないのではないか。韓国の読書関連番組を聞いているとそう思えてくる。というか、確信している。 特にミステリの分野はそうだ。東野圭吾、宮部みゆき、綾辻行人、松本清張あたりの名は(ラジオってこともあるが)頻繁に耳にする。最近になって韓国のミステリが日本でも訳されているが、やや後発のイメージ。しかし、韓国の作家たちがよく日本の作品をよく読んでいるのがわかる。先日、韓国のラジオ番組で紹介されていたのが、麻耶雄嵩…
その可能性はすでに考えた (講談社文庫) 著者 : 井上真偽 講談社 発売日 : 2018-02-15 ブクログでレビューを見る» 井上真偽の長篇ミステリ作品『その可能性はすでに考えた』を読みました。井上真偽の作品を読むのは初めてですね。-----story-------------第16回 本格ミステリ大賞候補ミステリが読みたい! 2016年版(早川書房)2016本格ミステリ・ベスト10(原書房)このミステリーがすごい! 2016年版(宝島社)週刊文春ミステリーベスト10 2015年(文藝春秋)読者に勧める黄金の本格ミステリー(南雲堂)キノベス!2016(紀伊國屋書店)人気作家大絶賛!!メフ…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第217問! この帯はなんの本でしょうか? 1936年、ロンドン。密室殺人事件の謎に元奇術師の私立探偵が挑む! 黄金時代の本格ミステリをこよなく愛する英国の新鋭作家からの、素敵な贈り物。とても楽しく優雅なひとときを満喫しました。ーー綾辻行人推薦 解決篇袋とじ! 第217問の答えは 明日。コメントで解答を書いてみてね。 第216問 の答えは 『空に浮かぶ密室』(トム・ミード/著、中山宥/訳、早川書房、2025)でした。 原題は"The murder wheel"で2023年に刊行されました。 ランキング参加中THE ミステリ ランキング参加中図書室 ラ…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第216問! この帯はなんの本でしょうか? 令和のクレイトン・ロースン、スタイリッシュに登場!ーー麻耶雄嵩(作家)推薦 観覧車のゴンドラで起きた密室殺人。そして新たな密室殺人がーー。 この不可能犯罪に元奇術師の私立探偵が挑む!密室に次ぐ密室! 第216問の答えは 明日。コメントで解答を書いてみてね。 第215問 の答えは 『どうせそろそろ死ぬんだし』(香坂鮪、宝島社、2025)でした。 香坂さんはこの作品で第23回『このミステリーがすごい!』文庫グランプリを受賞し、デビューしました。二作目『みんななにかに縋りたい』(宝島社、2025)もすでに刊行され…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第215問! この帯はなんの本でしょうか? 第23回『このミステリーがすごい!』大賞文庫グランプリ受賞作 余命宣告された人々が集まる山荘で起きた、ある一人の突然死。自然死か、殺人かーー。 超新星の二度読み必至「館」ミステリー 「最初から最後までずっと罠ばかり。最大の罠は作風そのものかも」推薦!麻耶雄嵩(作家) 第215問の答えは 明日。コメントで解答を書いてみてね。 第214問 の答えは 『でぃすぺる』(今村昌弘、文藝春秋、2023)でした。 ランキング参加中THE ミステリ ランキング参加中図書室 ランキング参加中読書
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第210問! この帯はなんの本でしょうか? 本格ミステリに、まだこんなトリックがあったのか!? これはアンチミステリではないただの奇蹟だーー麻耶雄嵩 第210問の答えは 明日。コメントで解答を書いてみてね。 第209問 の答えは 『夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)』新装改訂版(麻耶雄嵩、講談社、2021)でした。 麻耶さんは1993年に『翼ある闇』(麻耶雄嵩、講談社)でデビューしました。「メルカトル鮎最後の事件」という副題がついていました。『夏と冬の奏鳴曲』は第二作目で、メルカトル鮎が登場します。 ランキング参加中THE ミステリ ランキング参加中図書室 ラ…
「ミステリファンに挑戦、ミステリの帯クイズ」第209問! この帯はなんの本でしょうか? 10万人の読者が啞然。 桁外れの破壊力!あなたはこの作品を読み解けるか? 本格ミステリ屈指の問題作 [ダブル解説]巽昌章 法月綸太郎 第209問の答えは 明日。コメントで解答を書いてみてね。 第208問 の答えは 『夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)』(麻耶雄嵩、講談社、1993)でした。 麻耶さんは1993年に『翼ある闇』(麻耶雄嵩、講談社)でデビューしました。「メルカトル鮎最後の事件」という副題がついていました。『夏と冬の奏鳴曲』は第二作目で、メルカトル鮎が登場します。 ランキング参加中THE ミステリ ランキン…
麻耶雄嵩の『神様ゲーム』を読んだ。 主人公は小学生の芳雄、彼の住む町では連続猫殺し事件が起きていた。芳雄の学校の転校生鈴木君は自称神様で、何でも知っているといい、猫殺しの犯人を言い当てる。そんな折、芳雄の友達の英樹が何者かに殺される。芳雄は神様鈴木君に犯人と共犯者に天誅が下るように依頼するのだが・・・。 鈴木君が本当に神様であるとか、彼の言ってることすべてが本当のことかどうかも不明(でもどうして知ってるの?ということは多々ある)でなんだかモヤモヤ。一応トリックの説明はあるものの、犯人とその共犯者についての説明も不十分で、「読者で考えてね」的な終わり方は好きじゃない。中途半端な気分だ。 神様ゲー…
こんにちは、ボンです。10月に入り暑さがやっと落ち着き、過ごしやすくなりました。暑いとまったくやる気が起きないのは、きっと私だけじゃないでしょう。出社するだけで体力が奪われ、オフィスはクーラーで極寒、そんな日々をなんとか乗り越えました。過ごしやすい温度だと、行動が前向きになります。先日は今のうちに…と、エアコンの掃除をしました。 そして読書もはかどります。図書館で借りたりBOOKOFFで購入したりと、こちらの4冊を読了しました。 海がきこえる / 氷室冴子 いっぱしの女 / 氷室冴子 メルカトル悪人狩り / 麻耶雄嵩 サロメの断頭台 / 夕木春央 氷室冴子さんは、7月に見た映画の「海がきこえる…