舞踏家、俳優、「大駱駝艦」主宰、1943年生まれ、奈良県出身、早稲田大学文学部中退、はじめ唐十郎の状況劇場に参加、のち独立し舞踏家となる。テレビ、映画にも出演。「有言実行三姉妹シュシュトリアン」など。 息子は大森南朋、大森立嗣。
==著書== 麿赤兒 ガドウィンの河を渡るとき 宮内文雄写真 ランダムハウス講談社, 2007.12 怪男児麿赤兒がゆく 憂き世戯れて候ふ 朝日新聞出版, 2011.10.
土方巽、唐十郎、状況劇場
迫力にすっかり圧倒された舞台になった。腹筋を使って叩く太鼓をみることができたし、音の構成とともに太鼓の配置なども美しく変わっていくところがよかった。足で拍子をとることも含めて、太鼓の表現で本当に豊かなんだな。会場でいただいたパンフレットに「太鼓の表現の可能性」について英哲さんが話している箇所があった。それによると、太鼓の打法は「正対構え」「横対構え」「田楽の構え」を会得しておけば日本の伝統的な太鼓の型はできるので、あとはそれをどう構成・演奏してクリエイティブな演奏をしていくのか、というところだという。なんでもやればいいというものではなく、伝統の枠組みの中での創作、というのが英哲さんのこだわりな…
「日日是好日」の映画を観ました。 ブロガーそらさんが「いい映画です。今ならアマゾンで観られます」と書いてあったことがきっかけです。 私の知らないお茶の世界をえがいた映画ですが、大ヒットした作品だったのは知っていたので、まあ観てみようかなと思って。 出演はお茶の先生に樹木希林さん、 主人公の典子に黒木華さん、 その従姉妹に多部未華子さん。 多部未華子さんは、ブロガーずかともさんがファンで、たびたびブログに名前が出てくるので馴染んでいます。可愛いです。 前述したように私はお茶の知識ゼロですが、ブロガー扇さんの詳しいお茶日記や、ブロガーほほあんさんの茶道具についての記事で少し覗かせてもらってます。お…
2022年05月08日号(通巻694号) 表紙:笠木忍さん(と矢野敏夫監督) 5月8日(日) LOFT9渋谷「自分勝手にしやがれ 自作自演ドキュメント6人展」 『ガールフレンズ 笠木忍』2001年 https://note.com/hirano320cinema/n/n1b0babd5c3a2 dxbeppin-r.com ーヤバいというのは? タートル今田監督「他ではどうか知らないんですけど、この作品の中の彼女は凄く性格が悪くて、矢野さんっていうディレクターは彼女に振り回されてどんどん気が狂って行くんです。」
◯ドラマ化もされた重松清の小説を映画化。監督は『明日の食卓』などの瀬々敬久。 STORY 昭和37年。瀬戸内海に面した備後市で運送業に就くヤス(阿部寛)は、妻・美佐子(麻生久美子)の妊娠に喜ぶ。幼いころに両親と離別したヤスにとって息子・アキラの誕生にこの上ない喜びを感じるが、美佐子が事故死してしまう。姉貴分のたえ子(薬師丸ひろ子)や幼なじみの照雲(安田顕)、和尚の海雲(麿赤兒)などに支えられながら、アキラを育てるヤス。ある日、誰もが口を閉ざしていた母の死の真相を知りたがる息子に、ヤスはあるうそをついてしまう。 キャスト 阿部寛、北村匠海、杏、安田顕、大島優子、濱田岳、宇梶剛士、尾美としのり、吉…
瀬々敬久監督『とんび』これを良いと言うと馬鹿なんじゃないかと一部から言われそうと勝手に不安になる。リアルタイムでは実感できない、ショーン・ペンの映画に泣くという感覚? 違うか。最初は『糸』より良い(不真面目だから、また一本見逃してしまった)と思ったが、ずっと涙目の人を見てるなあと不意に冷静になってしまったのも事実だ。あとは回想形式で進むけれど、母親の死について息子が知るくだりとかナレーションで聞かされているだけなんじゃないかという気もする。でも銭湯の場面の阿部寛も息子も良かった。阿部寛がずっと涙目だとしても、それは僕の気のせいだったとしても、それでも阿部寛は良かったと思う。ただ『糸』の倍賞美津…
★★★★☆ あらすじ 子供を連れて地元に戻る恋人についていくことにした男は、思わぬ事件に遭遇し人生が狂っていく。 感想 恋人の実家で共に暮らすことになった男が主人公。結婚していれば何の問題もないのだが、籍を入れていないことで色々と気を使ってしまいそうなシチュエーションだ。そして、結婚をするいいタイミングなのにそれをしないことに、彼らが何らかの事情や問題を抱えていることが読み取れる。 そんな少し奇妙な共同生活を送る中、ある時悲惨な事件が起きる。それまでの話の流れから予想していた方向とは別の、そっちか、と驚いてしまうような意外な展開だった。そしてこの事件がますます主人公を居づらい状況にしてしまう。…
職場でも居酒屋でも病院の廊下でも、気に入らないことがあるとすぐに突っかかり、けんかを始める男。根は正直で働き者なのだが、短気で損気、人情に厚くシャイなところもある。むき出しのぎょろ目で喚き散らす姿は、いかにも昭和の頑固オヤジという風情だ。物語は、気性の荒いトラック運転手の半生を息子の目を通して描く。妻は彼に似あわない穏やかな美女。事故死してしまったためにシングルファザーになってしまったが、田舎の小さな町では友人知人が時にガサツな彼の代わりになって子育てに手を貸す。隣近所も職場の同僚の家族もみな顔見知りというコミュニティの凝縮された人間関係が、古き良き時代の香りを濃厚に発散させていた。オート三輪…
牛首村 《予約⬇️》 🟨セブンネット 🔗▶︎牛首村Blu-ray<購入特典:映画「牛首村」プレスシート(B5サイズ)> 🔗▶︎牛首村DVD <購入特典:映画「牛首村」プレスシート(B5サイズ)> 🟥楽天ブックス 【楽天ブックス限定先着特典】牛首村【Blu-ray】(プレスシート) [ Koki, ] 【楽天ブックス限定先着特典】牛首村【DVD】(プレスシート) [ Koki, ] 🟦Amazon 【解説】 北陸最凶の心霊スポットを舞台に、最も怖い都市伝説と言われる“ウシノクビ”などのモチーフを織り込んだ、大ヒット【恐怖の村】シリーズ第3弾。ホラー界の巨匠にして、これまでの村シリーズ全作を手がけ…
2022年作品、瀬々敬久監督、阿部寛 北村匠海 杏 安田顕 大島優子出演。昭和 37 年、瀬戸内海に面した備後市。 運送業者で働くヤス(阿部寛)は、今日も元気にオート三輪を暴走させていた。 愛妻・美佐子(麻生久美子)の妊娠に嬉しさを隠せず、姉貴分のたえ子(薬師丸ひろ子)や幼馴染の照雲(安田顕)に茶化される日々。幼い頃に両親と離別したヤスにとって家庭を築けるということはこの上ない幸せだった。 遂に息子・アキラ(北村匠海)が誕生し「とんびが鷹を生んだ」と皆口々に騒ぎ立てた。 しかしようやく手に入れた幸せは、妻の事故死で無残にも打ち砕かれてしまう。 こうして、父子二人きりの生活が始まる。 母の死を理…
「とんび」は、NHKは堤真一、TBSは内野聖陽でドラマ化された。 内野聖陽と佐藤健、母は常盤貴子、子持ちの妻は吹石一恵、和尚サンを野村宏伸が演じた。主題歌は福山雅治「誕生日には真白な百合を」じゃなかった? 映画は2時間、ドラマは確か11話かな。描ける時間が違う。 短い時間をドラマチックに演じるなら阿部寛と北村拓海も良いが、フツ~にあんなガタイのいい親父はちょっと・・・。麻生久美子と常盤貴子だと、どちらがいい? ****************************** 【ひとり時間に観たい映画案内】ハンカチ必携!家族の絆に胸が熱くなる『とんび』|Mart4/11(月) 22:03 Yahoo…
一条真也です。10日の日曜日、日本映画「とんび」をシネプレックス小倉で最も小さな10番シアターで観ました。拙著『愛する人を亡くした人へ』(現代書林)を原案とするグリーフケア映画のプロデューサーである益田祐美子氏からムビチケを頂戴していた作品です。「とんび」そのものもグリーフケア映画の要素が強く、大いに泣ける感動作でした。 ヤフー映画の「解説」には、こう書かれています。「ドラマ化もされた重松清の小説を『明日の食卓』などの瀬々敬久が監督を務め、映画化。妻を失った夫と、彼に男手一つで育ててもらった息子の固い絆を描く。『護られなかった者たちへ』でも瀬々監督と組んだ『のみとり侍』などの阿部寛、『東京リベ…
【監督】大森立嗣【出演】長澤まさみ/奥平大兼/夏帆/皆川猿時/仲野太賀/土村芳/荒巻全紀/大西信満/木野花/阿部サダヲ/【個人的評価】★★★★★ 【あらすじ】主人公 秋子は、息子 周平と暮らすシングルマザー。秋子はその場しのぎの生活を過ごしながらも、息子には服従するような歪んだ愛情を注いでいた。 MOTHER マザー 大森立嗣 ドラマ ¥2037 ・大森立嗣監督は、父に麿赤兒、弟に俳優の大森南朋を持つ。大学で8mmビデオを制作し始め、2005年に『ゲルマニウムの夜』で初監督デビューをし、『日日是好日』『さよなら渓谷』『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』と様々な良作を制作しています。 ・長澤まさみ…
原作は岡山県津山市出身の作家重松清さんの同名ベストセラー小説。ほとんどを県内金光街の商店街や倉敷市をはじめ、笠岡、玉野、瀬戸内、備前市、美咲町で撮影されたという。同郷の者としてこれは欠かせない!ということで早朝出掛けました。なんとフロアーが老人で溢れているではありませんか!こんな光景は最近見たことがない! すでに2度ドラマ化されており、内野・佐藤版を見ています。映画化は初めてで、監督が「明日の食卓」「護れなかった者たちへ」(2021 )で社会問題化している人と人との関係を描いてきた瀬々敬久さん、とんび親父を阿部寛さんが演じると、さてどんな作品になるか! 小林旭の歌「ダイナマイトが百五十トン」で…
ある意味ヤングケアラー 最近、ヤングケアラーがやっと社会問題として取り上げられるようになってきているが、父親の苦悩はわかるが、果たして父親としての役割を果たしていたのか?と思ってしまった。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 過去にドラマ化されている作品なわけで 重松清さんの原作「とんび」は新聞掲載の小説だったのか。 父親のヤスの破天荒さが今の時代に浮き出てて、なんかちょっと引いてしまって。昭和のあの時代はこんなタイプの人は多かった印象はあるのだけど。 阿部寛さん演じるヤスがあまりにも身長が高いものだから、昔ながらの日本家屋で不…
最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。 スポンサードリンク // 『麻希のいる世界』監督&脚本:塩田明彦配給:シマフィルム/上映時間:89分/公開:2022年1月29日出演:新谷ゆづみ、日高麻鈴、窪塚愛流、鎌田らい樹、八木優希、大橋律、松浦祐也、青山倫子、井浦新 つまはじき者だが生まれ持った音楽の才能を持っているという定番のキャラ設定を用いながら、肝心の本人がパターン通りの物語を拒否することで、独特のインパクトを持たせている。理性を超えた感情ゆえの無償の献身が、相手には何も影響を与えず、それどころか自らを傷つけるだけの結果になってし…
『牛首村』を見てきました。 すでに小さい劇場でしたので、すいておりましたが、ジャパニーズホラー監督といえは清水崇(しみず・たかし)監督といってもいいくらい『呪怨』など、いろいろな作品を世に送り出していらっしゃいますよね~。 『呪怨』では一戸建てのひとつの『家』をベースにストーリーが作られておりますが、あの狭い空間の中に緻密な恐怖が詰まっている、そこに感銘を受けました。 とはいうものの、数々の作品につきましては、あれはすごくよかったけど、あれはいまひとつだったなー、私が見た中にもいろいろございます。 など、感想になりますので、相変わらずロングテキストではありますが、一気にお話をさせていただきます…