文明史家、評論家。 1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。 『中国之没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。 1994年巫永福文明評論賞、台湾ペンクラブ賞受賞。
著書 『中国が死んでも日本に勝てない7つの理由』 『歴史から消された日本人の美徳』 『捏造された昭和史』 『反日教育を煽る中国の大罪』 『韓国は日本人がつくった』 など多数。
2021年1月13日作成 『中国の正体 知ってはいけない「歴史大国」最大のタブー』(黄 文雄*1,徳間書店,2020年1月31日)を読了。 儒教による道徳の押しつけによって, 本来の人間に備わっている良心が奪われ,独善と偽善だらけの社会になったと分析している。(位置 No. 216) 道徳は押し付けるものではなく,自然に生まれるもの。 ことに四方八方を海に囲まれている日本列島という定量空間のなかで,日本人独特の「場」(トポス)の思想が生まれ育てられてきた。この定量空間のなかで,いかにして多様性を保ちながら,共存共栄など共生の方法を考え,熟成させるか。習合の精神をベースに,日本はその仕組みを創出…