はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と七十六 「ノーウーマンノークライ ナ バリアイランド!」④ そんなふうに立ち尽くしていた僕のことなどお構いなしに、僕セレクションの一つ一つを古紙で包み始めたオヤジさん。もう、すでに、商談成立、ということらしい。 ま、着古したTシャツだし、メチャクチャ暑いし、裸でプラプラするのも、それはそれでいいか~、などと、ブツブツ独り言ちながらその場で脱いで、「ホントに、こんなTシャツでいいんですか」、と、どうにかこうにか僕の気持ちも伝えつつ、差し出す。で、ようやく、この、フェアトレードには程遠いイクスチェインジは、完了。 トにもカクにも、オヤジさんは大喜び。 こう…