貞享3年8月15日。出雲様(松平義昌)がお忍びで熱田沖へ出かけられたところ、御目見衆の船が押し合いへし合いし、櫂で船をよけようとして海へ落ちてしまう。ようやく船に這い上がるが、出雲様の船と知って又海へ飛び込み元の船へと戻る。
貞享3年8月15日。未刻(午後1時)、出来町にいる居合の師平岩清伝という浪人が牢に入る。その後10月3日に追放となる。妻子は離別とのことで罪を免れる。
貞享3年8月15日。朝、天王坊の内の常林坊で、山下仁左衛門槍持が自殺する。乱心による。