文政2年9月25日。岸上某(山王裏手代)の妻(とよと云)が出斬打首となる。元々岸上某には先妻の娘(みちと云)がいた。この娘の乳母が妾のようになっていたが(打首の当人)、先妻が死んでからは後妻のようになり、男子を1人産んでからは悪事を企み、ついには娘を殺してしまった罪による。