もっとも好奇心を磨くのなら、旅行に行く場所も厳選しなければならない。 私は家族旅行では、変化率の高い街にしか行かなかった。(中略) 娘が大きくなってから、「ウチの親は先進国に連れていってくれたことはないんです。話のネタづくりのために、小さい娘をケニアやネパールに連れていったんですよ」と、話題を提供できるようにするためである。そう、娘のネタづくりのために、家族旅行には不向きな国をわざわざ選んで行ったのである。(成毛眞『40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。』PHP、2013) こんばんは。変化率の高い国といえば、例えばブータン。大学の遠い同窓である小説家の伊坂幸太郎さんは、10代のときに家族でブータ…