大相撲の横綱白鵬が引退することになった。横綱在位14年84場所、優勝回数45回という大記録を破る力士が今後出てくるとは思えないから、白鵬は歴史に残る大横綱であることは言うまでもない。一方で、晩年の激しい取り口や休場の多さ、その言動に批判が集中したこともあり、角界に寄与した功績が大きいにもかかわらず、引退を惜しむ声は少数派のようだ。私はこのブログで大相撲のことを何度か取り上げ、白鵬に絞って書いたこともある。それらを読み返しながら、一つの時代が終わったという印象を抱いた。 初めてこのブログで白鵬のことを取り上げたのは、706回目(2010年9月18日)だった。「目立たなかった白鵬 25歳にしてこの…