絶望の中の希望 52、名前の由来 心の色の変化 最後に 絶望の中の希望 メインのテーマは幼児虐待 黒い要素が主たるテーマなのに、 読んでいるときの心は漆黒ではない。 この物語を読み進める間、私の心にはさまざまな色が浮かんできた。 ストーリーを通して、夜の海の空のような濃紺色のイメージが流れてくる。 紺色のなかにポツポツと星の光があるような情景を思い浮かべていた。 舞台は、九州の海辺の田舎町。 昼間の照りつけるような日差しは輝く黄色、 夜の静かな夜は、藍色。 主人公は貴瑚。 辛い虐待と、難病を患う義父の介護に追われ、 絶望の縁から逃げた後に、 不倫に落ちていった過去を持つ。 貴瑚への虐待がリアル…