近鉄900系は、奈良線最初の大型車両で1961年に登場しました。 車体は6800系ラビットカーで採用された片側2扉・2個1組のサッシュレス下降窓が踏襲されましたが、最大幅2,800mmの裾を絞った構造となりました。 主電動機は145kW で制御方式は高加速性能をえるために粘着性能に優れたバーニア方式が採用されました。 当初はMc+Tc+Mcの3両編成6本が導入されましたが、1963年にTc(制御車)が6両製造され、全車Tc+Mcの2両編成となりました。 1988年から1989年にかけて車体更新と冷房化改造工事が実施され、以降も長期に渡り活躍してきましたが、老朽化に伴い2001年から2002年に…