食品小売り各社が、食材の100%活用に踏み出しています。 【3182】オイシックス・ラ・大地は、野菜セットなどの定期宅配が主力の会社です。 受注に合わせて商品を仕入れるため、流通段階での食品廃棄率は、0.2%と低く、5~10%と言われる一般小売店と比較すれば、ほぼゼロと言えます。 しかし、同社は、野菜の供給元である農家を含めた廃棄ゼロを目指します。 農林水産省の2019年の調査によれば、主要野菜の収穫量は1,340万トンです。 対して、出荷量は、1,157万トンで、14%にあたる約180万トンが、農家の自家消費や、廃棄に回っています。 同社は約4,000件の農家と直接取引しています。 畑で廃棄…