ふづきです。 確かに今、 しっかりと見ていたはずなのに、 気付くと周りの波風に乗っている。自分の足で歩くよりも、 居心地が良さそうな乗り物へ。それは、それは、 かつて校長室にあった椅子のように、 一度座ると何もかも億劫になるよう。「ラク」というのは、 決して楽なんかじゃないってことを、 分かっているのに、それが出来ないのは、 分かっているフリで、見ていたフリ。立って歩くのは容易くても、 座ってから立つのは、言葉より難しい。嫁がくれたこの機会を、 環境のせいと言い訳にして、 無駄にはしたくないから。足元ばかりの視線を少し上げて、 何度でも、また、 その先の二人へと…。 はじめに 富山県のイメージ…