パソコンなどに使う、データの記憶装置で、主役交代が起きました。 昨年、半導体素子を使う、ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)の出荷台数が、初めて磁気を使う、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)を逆転しました。 半導体技術の進歩で、価格が下がり、採用が広がっています。 2020年のSSDの世界出荷台数は、3億1,500万台と、HDDの、2億6,000万台を、初めて上回りました。 金額ベースでも、SSDは、279億ドル(3兆500億円)と、HDDの202億ドル(2兆2,100億円)を、上回っています。 SSDは、HDDに比べ、起動が速く、円滑に、情報を読み書きでき、小型化しやすい、などの利点があ…