「解の無い世界」に生きている、という決まり文句があるが、自分はそれが嫌いというか、釈然としないものをずっと感じていた。 正論を言っているようでいて、どうも何か「逃げている」ような気がしてならなかったからだ。 「正解はない」にせよ、現代社会に生きていれば、常に「決断・判断・行動」を迫られるのが現実だ。 「解が無い」という言説には釈然としない一方で、ある程度合意というか、納得感のある部分もある。 大部分の人は、「最適解」より、「現実に妥協する」選択肢を、消極的に、あるいは強制的に「選ばされる」ことが殆どではないか、と想像されるからである。 そう考えてくると、「解が無い」に、なぜ釈然としないかの「答…