自ら作品を堕落させた希代の小説家である田中芳樹の唯一無二の傑作、それが「銀河英雄伝説」であった。 この作品は台湾、香港で翻訳され、大陸にも流入して大ヒットしていたことは結構有名であった。しかし欧米では長く知られていなかった幻の作品扱いであった。しかし近年、日本のアニメ見たさに日本語を覚えたり、来日してDVD等を買い漁る欧米人が増え、口コミで銀英伝が知られるようになった。 こうなると英語字幕版が登場するのは目に見えていた。予想にたがわず字幕版がネットで放送されるようになると、徐々にしかし確実にファンを増やしていった。なかでもアメリカの大統領選挙の頃にアニメ批評サイトで、銀英伝を題材にした議論が盛…