読んでいて苦痛。我儘・自分勝手・強引で自分を大正義と思っているヒロインの地雷シナリオ。 ハイカーストで学園のプリンセスをウリにしているがその要素は微塵も感じられない。 ライターが描写でヒロインの魅力を表現できず、所与の設定なので読者は従え的な感じ。 テキストもSMEEのお家芸であるはずのお馬鹿なギャグが完全に滑ってしまっている。 飼い犬の怪我で病院に付き添ったことを恋心の萌芽の契機としたのにその後犬は1回も出て来ない。 親戚が来ると気まずいから休日に家にいられないという伏線も完全にブラフであった。 学園編はこのヒロインだけだし、社会人編だけだと企画通らないから数合わせで用意されたのか? あと普…
副業先の家庭教師の教え子である引っ込み思案な少女が恋情を通して成長する話。 清宮千津は看護系大学を目指すJK。富裕階層所属で育ちの良さも窺えるおっとり系。 しかし(だからこそ)集団生活に馴染めず成績は低迷、塾も女性の家庭教師も合いません。 そんな中、社会人男性のカテキョとして選ばれたのが主人公。親身に寄り添う指導を行います。 恋する乙女は強く主人公に惚れた千津は精神的に成長し集団生活にも適応していきます。 一方で主人公への想いは深まっていき、証拠を欲しがるようにまでなります。 清宮夫妻に相談した所、婚約証明を行うことになり、千津とハッピーエンドを迎えます。 個人的には千津が看護師を目指すことへ…
アンティーク家具の修復という設定を全く活かせず束縛系女のキレ芸に終始したシナリオ。 キャラ付けのために安易に専門分野の属性を付与するとシナリオが陳腐化する典型的な事例。 家具が好きだという割には家具の話は味付け程度にしか出てこず、とても残念である。 シナリオの主軸は欧州出身のお嬢様に日本の庶民文化を体験させるというもの。 フラグ成立後は主人公を束縛するお嬢様がその都度光沢を無くすキレ芸だけで押し通す。 ネグレクト気味の両親との和解は丁寧に描いて欲しかったがそれも掘り下げられなかった。 コレット・カルリーニのキャラクター表現とフラグ生成過程 キャラクターに専門分野を属性として付与することの是非に…