忘れられない午後があります。一日一組だけのカフェで、これまでに何度か静けさに触れてきました。 --- ある日、やわらかな緑と、オレンジピンクが溶け合うお便りが届いた。 ⋯⋯ 透けるような色合いの中に、ハープとピアノの音色を知らせる、初夏の小さな集いへのお誘いが、そっと添えられていた。🌙 ──広がる景色の中を、ゆるやかに曲がる道をたどっていくと、静かに建っているログハウスのカフェにたどり着く。🌲 扉の前には、薪がきれいに積まれている。ストーブのそばに、火を待つ木々が静かに並んでいる。🪵ドアには、丸いリースがひとつ、そっとかけられていて、訪れる人を、やわらかに迎える気配がある。🕯 ドアを開けると、…