レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「肉体の悪魔」(1971)です。 この映画は、1634年フランスのルーダンで行われた魔女裁判を映画化したもので、これはルーダンにあった修道院の修道女が悪魔の訪問を受け取り憑かれたと告白し、カトリック教会による調査でグランディエという司祭が魔術の罪で有罪判決を受けて、火刑された事件を映画化したものです。これには裏があり、当時はルイ13世の統治下でしたが、実際権力を握っていたのはリシュリュー枢機卿でありフランス王国の権力強化の為、国内のユグノー派を一掃したかった。ルーダンもユグノー派が掌握しており、そのルーダンの町を取…