朝からかなり多い浮雲群が空を 覆っていた。東の連山の頂上は、今は何も見えない。晴れていれば、必ず小さいながらも、 くっきりと、電波塔や施設が見える。自分は感じないのに、上空は強風で 昼を待たずにその浮雲群は早やかに 動き出して東側の連山から西の方角に 次々と、その姿を変えながら流れ 去っていった。それを待つていたように、雲間から 青空がかを出す。移動する千切れ雲も間から青空が表れて、 雲にさえぎられて見えなくなり、 また雲が移動して青空が見える様は、映画のコマ落としににている。まだ力強い夏雲のように強さはないが どこかしら 柔らかい。綿菓子のように見える。ふと 綿菓子を凍らせたらどうなるか な…