The 13th Warrior
今から1,000年前。北欧のヴァイキングたちが人口増加に伴ってヨーロッパ各地へと侵入を開始した時代。アラブの詩人アハメッドは、大使として赴任した辺境の地に赴任する。ヴァイキングたちの故郷が危機にさらされているとの報が届き、巫女により13人の戦士たちが選ばれる、アハメッドも嫌々ながら含まれてしまう。北欧の森へと出向く彼らの行く手には、謎のウェンドルという魔物が待ち受けていた。
マイクル・クライトン初期の長編小説の映画化は『七人の侍』の影響が強いもの。しかし製作は難航し、監督のジョン・マクティアナンは製作終盤に解雇され、マイクル・クライトンが追加撮影を行った。映画音楽もグレーム・レヴェルの曲が没になり、クライトンの盟友ジェリー・ゴールドスミスが急遽登板。短期間で不出来な映画に不釣合いな素晴らしい曲を付け、一部の楽曲は後にリドリー・スコットの『キングダム・オブ・ヘブン』に流用されることになる。