国立映画アーカイブで『第七官界彷徨 〜尾崎翠を探して』鑑賞。 まとまらない感想をバラバラと。 ・ずっと観たかった作品。本は、高校生の頃に雑誌『オリーブ』で紹介されていて読んだ。あの頃『オリーブ』は本や映画や音楽など、文芸世界への架け橋になってくれていたのだ。 ・浜野佐知監督とヘアメイクの小林照子さんもいらしていて、同じ空間で鑑賞するという僥倖。 時を越えて、スクリーンで、多くの観客(95%ぐらい埋まってた)と自分の原点の映画を共に観る……どんな心境でいらっしゃるんだろう。緊張してお声かけられず。 ・上映前に監督から、「悲劇の人生として語られることが多いが、私はこれだけの女性が老いて虚しく亡くな…