余りにも惨い仕打ちに私は製作者が嫌いになりそうだ。嫌悪感すら覚える。と同時に、とても美しいものもまた、この物語にはある。いつの時代も残酷さが美を創る。彼女たちの苦しむ姿に喜びを見出していないと言えばウソになる。しかし、どんなに過程で傷つけられても、果ての先には幸せを掴み取ってほしい。それが私の創作物への願いである。 そんな願いを嘲笑うかのように、製作者たちはどこまでもどこまでもどこまでも彼女たちを愚弄する。仮面の下の素顔を晒すだけに留まらず、その下の血肉と骨まで憎き敵のように剥がしにかかる。彼女たちの真の姿は、どこまでも欲望に溢れ、どこまでも醜いのだと。そう見せつけるかのように。なんとグロテス…