なんとも気味の悪い本でした。読後も気持ち悪さが残ります。 「23分間の奇跡」(原題:The Children's Story... but not just for children、ジェームズ・クラベル氏 著、青島幸男氏 訳、集英社 1983年9月初版) 実家の本棚で、すぐに読み終わりそうなものを探して手に取ったら、偶然にも、今のような、第二次世界大戦などを思い出してしまう時に相応しい本。 一見美しいストーリーを想像する邦題には違和感がありました。が、またこのギャップがぞっとする感じを助長していて効果的なのかもしれません。 舞台は小学校。新しい先生がやってくるところから始まります。 読み始め…