「Kakejiさん、帰り道は川崎方面ですよね」「そうだよ。どうしたの?」「あの、途中まで彼女たちも一緒に連れてってもらえますか?方向が同じなんです」そこには3人の初めて会う女性たちがいた。「え??? もちろん良いけど、まだ18時だよ」「なにを言ってるんですか。そういう問題じゃないですよ。こういう混乱している時は 何が起こるか分からないじゃないですか?」「え、、、、今の日本で???」 これは2011年3月11日に後輩の女性社員とした会話で、今でもよく覚えている。そして、のちに自分の配慮のなさ、意識の低さに気づかされる。 地震が発生した日は西新宿のオフィスにいた。当時住んでいたのは川崎周辺。多少の…