「もう蔦重とは終わりにします」 やさしい人、いい人、恩や義理で仕事を引き受けてしまう人。 こういう人は不満や怒りをギリギリまで溜めて、ある瞬間一気に爆発してしまう。 今回の歌麿(染谷将太)がそうだった。 これに加えて歌麿には〝愛情の裏返し〟がある。 自分がこんなに尽くしているのに蔦重(横浜流星)は応えてくれない。 「ありがとよ」「恩に着るぜ、兄弟」と言ってくれるが、どこかビジネスライクで心に響いて来ない。 いろいろな信号を出しているのに気づいてくれない。 だから爆発した。 歌麿は作家にありがちな内向的なジメジメタイプですしね。 一方、蔦重 現在の蔦重は考察しがいがある。 ひとつは前回、母のつよ…